2010年02月28日
さらば!辺境ホビーライフ・・・

それから3年。一人でこそこそ楽しんでいたトイガンライフは、様々な方とご縁を作り、遂には上京してイベントに出展するまでになった。ここ辺境には世間では失われつつある”人情”と、それを絶やすまいとする”意地”がある。辺境でこれほどまでにホビーライフを膨らませることが出来たのは、辺境のそれに感化されたからなのかもしれない。

そして2010年2月、任期満了に伴い再び転勤の辞令が届いた。今度は大阪。辺境から一転、都会だ。大小様々なトイガンショップもあり、イベントもある。ホビーもカメラも買い物には事欠かない。上京しても日帰りすら可能だし、何より実家が近い。

しかしのどかな河川敷の菜の花や清流にこだまするラジコン飛行機のプロペラ音、色とりどりの藤の花や屋台がひしめく公家行列もない。商店街の手作り屋台やおんちゃん達が熱唱する路上カラオケ大会、間近で炸裂する海や川での花火大会や口上手に子供達をだます夜店もない。子供相撲やお稚児行列は望むべくもなく、イカの鮮度を競う居酒屋も無限に杯を重ねるオヤジ達もいない。

都会にないものが全部揃った辺境ライフ。さっぱりしてるけど温かい、まるで故郷みたいな環境に支えられたホビーライフ。この3年間、この地は小生に「大切なのはモノではなく人だ」と教えてくれた。心からありがとう。

「これはとある通信部員がもがき続ける汗と涙の記録である・・・つもり」と書いて始めたこのブログ、もがくどころか助けられ、支えられたホビーライフだったと最後に記し、ここで一旦幕を引かせて頂きます。最後になりましたが、これまで弊ブログをご覧頂いた皆さんに厚く御礼申し上げます。
2010年02月27日
HWS Colt Walker

44マグナムのM29、45ACPのガバと比べてもウォーカーはデカイ・・・。

ことろでこのコルトウォーカーはパーカッション式、

発射薬とは別に点火用のニップル火薬をシリンダー後部に取り付ける訳だが、取り付けたら撃つまではハンマーを起こしたまま?

いえいえ、実はシリンダーの発火ポジションの間に一か所だけハンマーの突起に合うポジションがあり、ハンマーのハーフコックの状態でそこに合わせて安全に保持できます。この状態でもう一度ハンマーを起こせば発火態勢に戻ります。ちなみに次回作「ドラグーン」にはこのセーフティースペースが六か所全てにあるとか。
2010年02月25日
2010年02月24日
HWS Colt Walker

ハートフォードの「古式銃レプリカシリーズ」の第2段。コルトウォーカーです。正式名は「コルトM1847」だそうです。

すごく・・・大きいです。同じくコルト社のSAAと51ネービーとの比較。

シリンダーが大きいのでそれに合わせてフレーム、バレルも大型化してます。

グリップは大きく見えますが、太さは51ネービーのと大して変わりません。S&WはJ、K、Nとフレームに合わせてグリップも大型化しているようなイメージでしたのでちょっと新鮮です。
![]() | ハートフォード コルト・ウォーカー ブルーイング ケースハードン カスタム (モデルガン完成品) [エアガン/エアーガン] 価格:43,848円 |

2010年02月22日
月刊GUN1963年8月号・広告編

便利なウィキ様によるとMGC設立が1960年、オリジナルモデルを発売したのが1962年だそうです。
GUN創刊の1963年当時、広告はまだ各地の銃砲店ばかりでした。

変わったところでは「スカンジナビア航空」。まだ海外渡航が完全に自由化されていなかった当時、海外射撃は貴重な機会だったのでしょう。

小生の知ってる名前の広告を探してみると「ホンリュー」(ハドソンの前身?)

そして「マルゴー」ぐらいかな?ここにはMGCのVP-2が載ってますね。

そしてコクサイの前身である「国際ガンクラブ」。
月刊GUN1963年8月号~おわり
2010年02月21日
月刊GUN1963年8月号

歴史あるGUN誌は、この1963年(昭和38年)に創刊されました。入手したのはその年の8月号です。サイズは今と同じB5判ですが、ページ数が少なく、中綴じです。しかも表紙からエングレGUNです、はぁはぁ。

1960年に創業したMGCが輸入ガンのカスタムからオリジナルを作りはじめた当時、GUN誌は実銃をメインとした雑誌でした。

いくらなんでも和室で女性に手とり足とり銃を撃たせるシチュって・・・(笑)

銃器なんだろうけど屠殺用器具まで紹介されてます。

これは必見!チェッカリング講座。今でも通用する企画ですね。

押収された銃器の処分の様子が紹介されています。「勿体ない」というのは今でも変わりませんね。

連載は大藪春彦センセイの「独り狼」。
~広告編に続く
2010年02月20日
全日本BLK化計画

今月のトイガン誌に掲載されるかもしれませんが、1月末に「全日本BLK化計画2010」が行われたようです。公式サイトに次回の告知がされております。
ご存じの方も多いと思いますが「全日本BLK化計画」は、2004年から毎年行われている企画で「欲しいBLKモデルガンが発売されていないなら自分で作ってしまえ!」というコンセプトのもと、合法モデルガンを自作してタニコバ氏やくろがねゆう氏、床井氏など豪華審査員の前で発火させるというもの。既存のモデルガンのガワカスタムからフルスクラッチまでキャップ火薬一つにかける情熱・・・くろがねゆう氏のレポートを毎回楽しみにしております。発火派のみならず鑑賞派も必見です。皆さんも是非読んでみてください。
このブログの親サイトである”DigitalTAO”は「全日本BLK化計画」の宣伝協力サイトとして応援してます。しかも、ブラックホールに参加した際には主催者であるキムさんにもお会いできました。一度見学に行ってみたいです・・・。
![]() |
![]() |
![]() |
2010年02月18日
2010年02月16日
別冊GUN誌ハイパワーへの道③

最後はフロントサイト。入手したリアサイトは形状が違うので使えません。

それらしいパーツを探してみましたがコレといったものは見つからなかったので、組み立て途中で放棄したマルイの作モ”モーゼル”のフロントサイトを拝借。

後ろを削ってそれらしい形に仕上げて下地と塗装。

このパーツは中が空っぽだったのでフロントサイトに被せようとしましたが、あと少しで入らず。結局フロントサイトも少し削りました。
別冊GUNハイパワーは全然形状が違いますが、倶楽部発足2周年に合わせるために今回はこれで済ましましたが、まだ満足していません。フロントサイトは今後の課題です。
2010年02月15日
別冊GUN誌ハイパワーへの道②

リアサイトのついでに気になるのが後ろのハンマー。手持ちのはリングタイプハンマーで、別冊GUN誌のとは違います。

しかしこちらは現行の市販品でサクッと解決!タナカのMkⅢのスティールメッキを新品で購入。

ハンマーだけでなくもうハンマー周辺丸ごと交換。楽ちんです。

ついでにシルバーメッキされたアウターバレルや新品のスライドストップも交換。パロディー写真用のマガジンまで揃いました。
2010年02月14日
チョコ尽くし

辺境であっても娘達が様々な世間の習慣を仕入れてくる今日この頃。昨年までは半ば無視してきたチョコレートの祭典を今年はするはめに。

昼食は娘の切った果物などでチョコレートフォンデュー。小生も甘い物は好きなので苦にはなりません。

2010年02月13日
別冊GUN誌ハイパワーへの道①

タナカのハイパワーを”別冊GUN誌のハイパワー”にする場合、まず引っ掛かるのはリアサイト。現在ラインナップされているタナカのガスガン、マルシンのモデルガンにもこのタイプのサイトを付けたモデルはありません。

しかし過去にはありました。JACのガスブローバックモデル。その後、サンプロがパーツで発売していたようです。オークションで落札。余裕の落札かと思いきや、思わぬ一騎打ちとなり定価以上で落札。

タナカのリアサイトを外してみると、サイズが全然違います。タナカの溝が小さいのかサイトの方が大きいのかは分りませんが、全然入りません。

しかしここまで来たらもう後には引けません。バイスと金ヤスリを買ってきました。目指せ!ヤスリの錬金術師あじゃさん(←無理)。

当初は底を削って合わせるつもりでしたが、そうなると浅くなり過ぎてアリ溝に入らないことが分かったので大胆にも片方の爪を削り落して爪をイチから作ることに。そんな作業は初めてでしたが、なんとかなりました。

そして無事装着!ふー、最初の難関突破です。
2010年02月12日
昨日のハイパワーの写真・・・
↓
↓
↓
↓
↓
実は・・・
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓


2010年02月11日
おかげさまで倶楽部は2周年

おかげさまで「エングレ倶楽部」は発足して2周年を迎えました。この特にこの1年は会員倍増、ブラックホールへの出展など倶楽部躍進の年でした。井浦先生はじめ御縁ある職人さんと腕に覚えがある会員さんのおかげで沢山のエングレーブガンが誕生しております。これからも、エングレーブガンを自慢することを通して、素体を作って下さるトイガンメーカー、外装を加工される職人さん達を応援していきたいと思います。
2010年02月10日
2010年02月09日
ナカタコレクション

毎度お世話になっている方から頂いた古い資料(1965年)。何かの雑誌から抜いたもののようです。カレンダーになっています。

その名も「ナカタコレクション」。トイガンの始祖である中田社長が六人部氏に作らせた第二次大戦資料館に展示するための各国の小火器達。一枚目の人物写真の中央の六人部氏、若い!

これらの何丁かが、後のモデルガンの原型となっていくのでした。

現在でもモデルアップされていない銃も・・・。貴重な資料です。
2010年02月07日
口実で道楽

この週末はカメラ三昧。空いた時間は恒例の愛銃撮影会。あいかわらず試行錯誤のまんまですが。

そして本日、午前中からカメラを持って仕事、午後からは娘達の習い事の発表会。ドレスやら何やらで結構な出費なんですが、ついでなので”娘達を撮る”という名目でカメラの性能テストに勤しんでおりました(笑)カメラ2台を持ち込み、レンズや動画などアレコレと試しながらの撮影。薄暗い室内や舞台照明など個人では再現出来ない環境で色々と試せるのは楽しかったです。当然、娘達の最低限の写真は押さえてありますが。
2010年02月06日
2010年02月03日
GUN1986年10月号・広告編

裏表紙はWAのヤティマチック。電動とガスの融合フルートでしたねぇ。

その裏面はMGC。でもモデルガンではなく固定ガスガンです。

WAは誌中にも見開きのカラー広告。気合入ってます。

表紙裏はコクサイ。国際ガン倶楽部が出自の意地でしょうか。ガスガンと並んでモデルガンの新作を作る辺りに当時の業界の葛藤が見えます。

当時サバゲのメインウェポンといえばホースに繋がった長モノ達。当時、フルメタ外装のJAC製長モノは目立ちました。

LSもホース式フルオート、リアルさとか関係なし。隣はファルコントーイ。

当時の東京マルイのラインナップ。1900円シリーズはまだ3丁目。
他にもハドソン、レプリカ(マルシン)、MGC(誌面広告1ページ)などもモデルガンとエアソフトガンが一緒に載ってますが、新製品はいずれもエアソフトガン。マルゼンやチヨダに至っては完全にブームに乗ったエアソフトガンオンリーです。トイガン各社を支えてきたモデルガンブームと流行しつつあるサバイバルゲーム、そしてエアソフトガン。そのせめぎ合いを見ていると、今のトイガン界にはない当時の情熱が伝わってきます。
2010年02月02日
GUN1986年10月号

再び月刊GUN。1986年、小生がそろそろエアコキで遊び始めた頃です。

表紙でもあるチェコCZ75の記事に関連してイタリアのコピーとプレンテンが並んだり、

ポーランドのWz63のレポートなど、今号は当時はまだ謎だった「共産圏の銃」がメインのようで(笑)

当時のスティールチャレンジ参戦記。ロブリーサム若い!ジムボランドまで写ってます。

現在もつづく「自衛する市民たち」のほか、カレイドスコープやターク氏のレポもあります。

しかし実銃レポに混ざってこんな連載も(もしかしてキャロムショットの社長?)

エアソフトガンの波が押し寄せてきたこの頃、モデルガンの記事よりエアソフトガンの記事が多いのです。

GUN誌もその波には逆らうことなく、モデルガンブームの頃から見ると「?」な誌面にも見えます。

当時のイベントもタイトルが「サバイバルゲーム」。明日は広告編ですが、当時の各メーカー一押しがほぼ全てエアソフトガン。広告を含めれば誌面はサバイバルゲームに占拠されたようにも見えます。この頃は時代の潮目だったのかもしれません。